【農福連携】南雲苺園(イチゴの定植作業)
2021年09月30日静岡県では、農家と福祉事業所をつなぐ農福連携事業を推進しています。
令和3年9月21日(火曜日)、御前崎市のイチゴ農家『南雲(なぐも)苺園』において、御前崎市にある就労継続支援B型事業所「ポトラッチ」による、イチゴの定植作業が開始されました。定植作業はイチゴのこれからを担う、重要な作業です。また、繊細な苗を傷つけないように、植える向きや、土を被せる量などに、とても神経を使う作業でもあります。
利用者の皆さんは、分担しながら丁寧に、的確に、作業をこなしていました。
農家の南雲さんは、新規就農者として、今年からイチゴの栽培をスタートさせています。埼玉県から移住をして農業を始めている南雲さん。『農業を通して、少しでも地域に貢献したい。』という想いから、農福連携に注目していたところ、JA遠州夢咲から、オールしずおかベストコミュニティの『農福連携ワンストップ窓口』の紹介を受け、今回の連携に至りました。
『誰もが作業をできるように』と、道具にも工夫を凝らしました。定植前に土に穴を開ける道具(写真左)や、穴開けの場所が一目で分かるように、色違いの目印が付いた紐など、福祉事業所の職員さんからのアドバイスをもとに、作業の効率化と、簡易化を図る工夫をしています。
イチゴの定植作業は10月上旬ごろに終了しますが、今後の「葉かき作業」や「収穫作業」などでも、継続的に連携していく予定です。
令和3年9月21日 (火曜日)のテレビ静岡「ただいまテレビ」に当日の様子が放送されました。
◆プレスリリース・・・静岡新聞・中日新聞・日本農業新聞に掲載されました