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農福連携 事例集

農福連携事例 詳細

No. B-41
事例 福祉事業所との連携により経営展開の実現
農場名 ピュア-グリーン株式会社
地域 島田市
連絡先
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メール
内容

島田市阪本のピュア-グリーン株式会社(代表取締役社長:松野孝男氏)は、令和4年10月、茶園の一部に施設園芸ハウスを新設し、小松菜の周年栽培を開始しました。

 

松野氏は浜松の京丸園の経営理念を学び、障害のある人と共に小松菜の生産管理システムを確立したいとの思いから、福祉事業所との農福連携に取り組みました。

 

令和5年2月から8カ月間、就労継続支援A型事業所に小松菜の秤量と包装箱詰め作業を委託し、出荷調整ラインを軌道に乗せ、10月からはB型事業所への作業継承も行い、様々な個性を持つ障害のある若者の新たな作業分野への挑戦と成長を支援してきました。

 

また、自動秤量器や自動包装ラインに加え箱詰め数量の誤差を防ぐ治具を工夫するなど作業環境の改善にも配慮しています。そのため、B型利用者にとって作業難易度が軽減され、秤量エリアでは身振り手振り声掛けで連携を取り、さらに、包装後の製品を随時秤量検査するなど職業指導員と障害のある人が任務の遂行に努力する姿に、松野氏は高い評価をしています。

 

農福連携することで、生産管理や出荷調整作業が軌道に乗ってきたことから、調理師の資格を持ち飲食業界で鍛え上げた経験を持つ松野氏は、本来の夢である惣菜業への展開に踏み込むこととし、10月からは出荷調整室に併設した調理室で、弁当の製造を始め、JAおおいがわの「まんさいかん」で18種類300食の弁当と総菜を販売しています。

 

農福連携の恩恵を受けて商品販売までこぎつけたことから、多くの消費者に障害のある人の働く姿や声を届けたいと考えています。

 

今後は、販路の開拓を進めるため、福祉事業所や福祉関係会議等での利用も期待しています。

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