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農福連携 事例集

農福連携事例 詳細

No. A-3
事例 障害者雇用で家族経営体の経営維持と労働環境が改善
農場名 やまはち農園(代表:大石千寿氏)
地域 牧之原市
連絡先 0548-22-0068
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内容

(1)農場の概要

 ・牧之原市南部の砂地地帯で夏ネギ、秋冬ネギを周年栽培している家族農業経営体である。

・播種時期をずらして生産出荷の労働力調整を行い、長期間継続して出荷できるように工夫している。

・出荷コスト低減のため、農協共同販売、近隣量販店への直接販売など販売チャネルを確保している。

・家族とパート職員の高齢化による出荷調整作業を担う人材を確保するため、同市内の就労継続支援事業所の障害のある青年の2年間の施設外支援の実績を評価し、令和6年1月より正社員として雇用している。

(2)障害のある人が担うおもな仕事内容

・白ネギの皮むき、根切り、包装など調整作業を主体とし、戸外での収穫作業と運搬の補助をしている

・今後は、土壌消毒、播種、栽培管理など圃場管理の技術も習得できるよう育成していく。

(3)障害のある人が作業する際のポイント

 ・挨拶や朝礼で職場の雰囲気づくりや作業内容を確認している。

 ・皮むき機の騒音防止のため、ヘッドホーンを装着している。

 ・根切り、秤量、袋詰め作業を社員と連携することで、作業効率や自分の役割を認識する。

 ・機械操作は事業主が行い、手作業部分や組作業の補助をしながら白ネギづくりの楽しさや技術を覚える。 

 ・休憩時間や終業後に、作業で気が付いたこと、疑問に思ったことを事業主と振り返る。

(4)障害のある人を雇用してよかったこと

 ・栽培管理作業の補助を任せたことで、作業の効率が良くなり、作業時間の短縮になる。

・パート社員が思いやりをもって接するようになり、本人も明るくふるまうようになった。

 

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