静岡県の農業と福祉について静岡大学にて講演
2022年07月07日農福ワンストップ窓口も発足して2年を経過し、各界で関心を持たれているようです。令和4年6月22日(水曜日)、静岡大学農学部園芸イノベーション研究室の松本和浩准教授の、園芸風土文化論の授業「農福連携とは何か?またそれに対する静岡県の取り組みは?」のゲストスピーカーとして、静岡県経済産業部 食と農の振興課の太田麻美子主査と、中部地区農福コーディネーター大石昌稔氏、元東部地区農福コーディネーターの鳥居嗣代氏が招かれました。
太田氏からは県の農業と福祉の連携施策について、大石氏と鳥居氏からは中部地区と東部地区の農業経営者や地域農業集団との農福連携マッチングにより、労働が軽減された案件や規模拡大へのきっかけになったこと、および地域農業の活性化や新たな商品開発につながったことなど連携効果が紹介されました。
約20名の聴講学生からは、インターンシップや卒論研究への協力要請の話や
・共同作業時の障害のある人との接し方
・作業の内容をどのように伝えるのか
・作業工賃設定への理解等の質問がありました。
また、松本准教授からは、県の農福連携の施策が現場でどのように生かされ発展してきているか、失敗から学ぶことについて等の話がありました。
最後に学生から、農福連携について福祉事業所を対象にアンケートを取ってみたいという希望がありました。若い世代にも関心を深めてもらい今後に生かしてほしいと思う交流が行われました。